医療創生大学 柏キャンパス

学部長からのメッセージ

高度情報社会のなかで
グローバルな視点で
ローカルに活躍できる
看護師を育成!

学校法人医療創生大学 教授/国際看護学部長 川口孝泰

学校法人 医療創生大学
教授/国際看護学部長
川口 孝泰

インターネットやパソコンなどの情報通信技術の急速な進化に伴って、社会における看護の役割は大きく変貌しようとしています。
とくに看護の主な活躍の場が病院から地域・在宅へと広がり、看護の専門性の拡大と、自立した専門識業人としての資質が大きく問われています。このような中で、日本での看護教育の大学化は急速に進み、2021年度時点で看護系大学教育機関は300校に迫る状況です。

医療創生大学では、国際的な素養を身に着けた医療人の育成を目指し、2021年度に千葉県柏市に国際看護学部(柏キャンパス)を開設しました。柏キャンパスはつくばエクスプレスの柏たなか駅に隣接し、広大な敷地内に系列の病院や保健施設を備えた好立地にあります。
また国際都市東京にも近接した首都圏に位置することから、グローバル化が進む社会で活躍する医療人育成にとっては優位な立地にあります。医療創生大学は、全学の理念として、「科学的根拠(Science)に基づいた術(Art)を 備えた慈愛のある医療人の創生」を掲げています。この理念は、看護学の学問の独自性として国際的にも唱えられている Nursing: Art and Science とも合致し、国際肴護学部が目指しているグローバルな看護人材の育成をより強固なものとしています。
柏キャンパスの教職員と共に、次代の健康社会を担う看護専門職の育成に向けた学び舎を築いてみませんか。

設置の理由と背景

グローバル化した多文化共生社会に対応する
看護師を養成する国際看護学部

日本は今後ますますグローバル化が進み、多文化共生社会となっていきます。看護の分野においても、多様な出身国の人々に対して、より質の高いケアを提供することが求められます。こうした社会構造の変化や医療ニーズの多様化に対応し、学校法人医療創生大学は2021年4月、千葉県柏市にある葵会柏看護専門学校を改組改編し、医療創生大学2つ目の新たな看護学部「国際看護学部」を開設いたしました。新学部では、グローバル化した社会に対応できる看護師を養成します。

世界標準言語である英語による看護ケアを実施できることはもとより、異文化理解を含む、広い視野を持ち、人間的な関わりとコミュニケーション技術、さらには高度な情報処理能力に基づく科学的な考え方と研究する力を養います。

学びの特徴

カリキュラムは、最先端の看護学を中心に、人間科学を網羅した幅広い科目群で編成されており、相手を理解し共感し合える人間力、医療現場で最先端の看護を展開できる情報処理・問題解決能力と技術力、そして科学的に考え常に斬新なアイデアを創生できる研究力を習得。体系的なカリキュラムに基づいて、グローバル化した社会に対応できる看護専門家を目指します。

  • POINT01

    世界で活躍できるコミュニケーション技術

    グローバル化した多文化共生社会において、外国語による看護ケアを行うために必要な語学力とともに、慣習の違いを超えた人間的な関わりと言語だけに頼らないコミュニケーション力などを身につけます。

  • POINT02

    医療現場の情報を読み取り看護に活かす能力を養成

    これからの医療現場では、高度な情報処理能力に基づく看護ケアが求められています。施設の設備・機器類を活用する力やチームで働く医療従事者の考え方など、情報を適切に処理する技能・技術を身につけます。

  • POINT03

    実践力を養う充実した教育環境

    看護技術の進展に対応できる実践力を身につけられるよう、学内には臨床の現場で使われている機器を導入した最先端の実習室も完備しています。また、キャンパスに隣接している系列の総合病院での豊富な実習を行います。

4年間の学び

基本的な人間理解に始まり、看護学の基礎的知見から応用的・実践的知見、さらには具体的なスキルに至るまでを段階的に学ぶことができるよう、体系的なカリキュラムを編成。同時に、1年次の語学を含む導入教育から、3・4年次の国際看護学に関する科目群に至るまで、グローバル化した社会に対応した実践力が身につくよう学生一人ひとりに寄り添いながらバックアップします。

  1. 1年次

    「フレッシャーズセミナー」を通して、“大学で何をいかに学ぶか”を学修する。同時に、外国語教育科目や「健康の科学」「世界の歴史と文化」「情報演習」などで専門教育への導入を図り、「人体の構造と機能Ⅰ〜Ⅳ」や「看護学原論」などの基礎看護学科目群により本格的な専門教育を開始する。

  2. 2年次

    1年次に続き、専門基礎分野の充実を図りながら、「基礎看護技術Ⅱ」「基礎看護学実習Ⅱ」等により看護の基本を学ぶ。さらに、成人看護学をはじめとする各領域の看護学における講義と演習を通して、人間のライフサイクルに合わせた専門的な看護理論と科学的な看護方法を学修する。

  3. 3年次

    専門の各領域における演習・臨地実習を通して、看護専門家としての実践力を磨く。さらに、国際看護学における「医療英語」「国際看護学」「英語診療演習」「国際看護実習Ⅰ」などの科目を通して、国際社会にも対応できるグローバルな看護実践能力を集中的に学修する。

  4. 4年次

    「看護の統合と実践」「応用看護演習 OSCE/IBT」「看護学統合実習」等により、看護実践の応用力と高度な実践力を身につける。同時に、「遠隔看護と看護情報」や「看護研究の基礎」等により、看護実践に役立つ情報処理能力や斬新なアイデアを創生できる思考力・研究力を身につける。さらに、「看護学総合講義」を通して知識の総まとめを行い、資格取得に向けての具体的準備ができるようにする。